第3部 応用編

 グリッドの利用は科学技術分野で始まりましたが、近年、ビジネス分野でもグリッドを利用する企業が増えてきました。グリッドはビジネス分野でも、資源を仮想化して統合することによって、計算処理のコスト低減、性能向上、使い勝手の向上などをもたらします。ユーザ企業にグリッドのソリューションを提供する企業も現れました。
 企業内の遊休PCや繁忙期外の既存システムを他の業務に利用できれば、経営資源の有効活用となります。
 設計や解析に大規模な計算処理が必要な業種では、遠隔地の事業所の間でコンピュータ統合化できれば、業務への計算資源の最適化や既存の資源の効率的な運用が図れます。
 他社が所有するコンピュータをアウトソースとして利用し、大規模な計算処理をユーティリティとして利用できれば、固定費を削減したり、本来の業務に専念した戦略的な投資が可能となります。
 グリッドはこのようなビジネス分野の要求に応えることができます。

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