第2部 グリッドを実現する要素技術

 OGSAの実装としてWebサービスをグリッドに適用するために、WSRF(Web Services Resource Framework)という仕様が2004年に提案されました。これまでとの大きな違いはサービスの状態の扱いです。Webサービスはサービスの状態を保持しないものとしてこれまで開発が進んでいますが、グリッドの特徴である動的に変化する資源を扱うためには、状態を保持させることが必要です。そこで、WSRFでは、状態をサービス自身にもたせるのではなく、リソースという概念を導入して、独立したコンポーネントとして保持します。このような形で拡張することで、Webサービスとの親和性をもちつつ、グリッドに適用することを目指しています。

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