第2部 グリッドを実現する要素技術

 ワークフローは複数のプログラムに依存関係を付けて実行順序などを制御することによって、アプリケーションの実行を支援する手法です。
 専有的なコンピュータ間で複数のプログラムを実行する場合、多くは単純なスクリプトプログラムが用いられます。ところがグリッドの複雑な環境では、スクリプトプログラムでは十分な連携が図れないため、ワークフローの利用が有効とされています。
 たとえば、プログラムそれぞれが、10CPU、8CPU、8CPU、2CPUを使用するサブタスクである場合に、スクリプトでまとめてひとつのジョブとして処理しようとすると絶えず16CPU確保してしまいます。ワークフローを使用することによって、最小のコンピュータ利用にとどめることが可能になります。

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