第2部 グリッドを実現する要素技術

 グリッドの4つ目の要素技術は、データ管理です。グリッド上に分散して保存されているデータを利用した処理を支援する技術です。データ管理の一つの技術要素としてファイル管理があります。ユーザから遠隔地にあるファイルを管理し、ユーザが要求するファイルに、簡単、高速、安定したアクセスができるようにします。
 簡単なアクセスとは、たとえばアクセスしたいファイルが実際に保存されている計算機(所在)をユーザが直接指定することなく、そのファイル名や検索式などの指定でアクセスできるようにすることです。高速、安定したアクセスとは、ファイルの複製をグリッド上の最適な場所に配置することで、複数のユーザからのアクセスを分散させ、同じ計算機にアクセスが集中することを避けることが一つの方法です。
 それでは、データのファイル管理について、以下で詳しく見ていきましょう。

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