第2部 グリッドを実現する要素技術

 プロビジョニングは、処理による負荷に応じてソフトウェアを自動的に計算機に配置する機能です。
 例えば、グリッド上の複数のコンピュータが、2つのグループに別れて業務Aと業務Bのジョブを実行しているとします。業務Aのジョブの実行は繁忙期に入ってきました。業務Bのジョブの実行はそれほど混んでおらず、資源に空きがあります。そこで、プロビジョニングの機能は業務Aのソフトウェアを空いているグループBのコンピュータにインストールして、業務Aのジョブを実行させます。やがて業務Aの繁忙期が終わったら、ソフトウェアをアンインストールしてもとに戻します。
 このようなソフトウェアの配置換えは、企業などにある通常の計算機センターでは、人手によって行われている場合が多いのですが、グリッドのプロビジョニング機能は自動的に行います。
 プロビジョニングの機能は特に、ビジネス用途のグリッドでとても重要になってきます。

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